2020年10月開始のアニメについて(その13)

「アサルトリリィ BOUQUET」第12話(最終回) ○
 未知なる敵との戦闘を主体とした物語ですけれども、敵との戦闘よりも学園のような組織内での人間関係の描写に注力した作風でした。
 映像の方は、シャフトの制作にしては、今ひとつでしたけれども、戦闘場面だけは、気合が入っていたように見えました。
 声優歌唱のエンディング主題歌(「Edel Lilie」)がとてもよいと思いました。ナレーションが洒落ていました。
 第12話は、設定や伏線が活かされ、とても最終話らしい作風であったと思いました。
 率直なところ、最終話だけを視聴すると、全編がとても素晴らしい作品だったと錯覚してしまうように思います。

「半妖の夜叉姫」第13話
 「犬夜叉」(2000年~2004年、2009年~2010年のアニメ)の続編とのこと。同じくサンライズが制作した「犬夜叉 完結編」の時期の作画にくらべると劣っているように見えてしまう点とオープニング主題歌が本編の作風にまったく合っていない点が非常に残念です。
 第13話は、ひどい作画でした。弥勒の健在ぶりだけは、よいと思いました。

「戦翼のシグルドリーヴァ」第12話(最終回)
 映像の方は、作画の乱れが少なく、よいと思いました。しかしながら、物語の方は、今ひとつでした。
 「靖国で会おう」を非常に軽率に真似してように思える描写を散見するなど、戦死を非常に安易に美化してしまっている点は、致命的によくないと思いました。

「魔法科高校の劣等生 来訪者編」第13話(最終回) ○
 「魔法科高校の劣等生」(2014年のアニメ)の第2期でした。
 物語の方は、第1期にくらべ、戦闘場面主体になったという印象でした。反面、日常的な登場人物同士の関係の描写は、手薄になったようにも思えました。一方、第1期ではわかりにくかった四葉家の動向が描かれるようになった点は、面白いと思いました。
 映像の方は、第1期にくらべ、回毎の作画の相違が目につく状況であったように見えました。
 第12話Bパート~第13話は、アニメオリジナルとのことで、第1期最終話への対抗のように思えました。
 「魔法科高校の優等生」がアニメ化されるとのことで、是非とも視聴したいと思います。

「無能なナナ」第12話
 一見、「僕のヒーローアカデミア」(2016年~2019年のアニメ)を大雑把にしたような設定ですけれども、異色の作風で、本質的には、まったく異なる物語であると思います。
 第12話は、改心してしまいそうな勢いであることが怖いと思いました。

「神達に拾われた男」第12話(最終回)
 早期に見限っておくべきであったと後悔しました。

「ゴールデンカムイ(第三期)」第36話(最終回)
 「ゴールデンカムイ」(2018年のアニメ)の第3期でした。
 物語自体は、面白いのですけれども、映像的には、第2期よりは、ましといったところでした。

「魔王城でおやすみ」第11話~第12話(最終回) ○
 今期(2020年10月)開始のアニメの中では、最も笑うことのできる作品でした。
 この作品で、本当に笑うことができたのは、物語自体の面白さ、映像的なセンスのよさに加え、まともな芝居を行うことができる声優を揃えた賜物であろうと思います。
 第11話終盤の「満場一致」には、爆笑してしまいました。
 第12話は、終盤の母上様が本当に素敵であると思いました。
 もしも、続編が制作されるのであれば、是非とも視聴したいと思います。

「くまクマ熊ベアー」第12話(最終回)
 RPG のような異世界が舞台の作品でした。
 映像的には今ひとつで、特に戦闘場面は手を抜いているように見えました。また、背景音楽を含めた音響が奇妙なほどよくありませんでした(背景音楽が劇伴になっておらず、台詞の邪魔をしているように聴こえてしまう)。声優も、よほどリソースが不足しているのか、素人のような演技しかできない輩が混じっているように思える有様でした。
 物語の方は、大人が何かをしてくれることを当然と思い込んでいるような甘ったれた思想が描かれている点や思いつきで中途半端な慈善事業を行っているように見える辺りが好きになれませんでした。
 第12話は、物事が終結する作風ではありませんでしたけれども、着眼点はよいと思いました。

「ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN」第12話(最終回) ○
 「ストライクウィッチーズ」(2008年、2010年のアニメ)の本伝の第3期でした。
 このシリーズの本伝に関しては、新作が制作される度に映像の完成度が向上しているように思います。特に、第3期における飛行姿勢の描写は、見事でした。
 このシリーズの魅力は、可愛らしさではなく、格好よさであると私は思います。
 第12話は、攻勢に転じたところで、エンディング主題歌が流れるという王道を行くような演出が見事なほど似合う展開で、泣かせるように感じました。

「キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦」第12話(最終回)
 絵柄といい、設定の極端さといい、物語の展開の唐突さといい、往年の高河ゆん の漫画のようでした。
 戦争を行っているという設定であるにもかかわらず、のほほんとした恋愛を描こうとすることに根本的な無理があったと思います。
 第11話で突如の急展開、第12話で第3話や第9話と似たような戦闘(共闘)を繰り返した挙句、中途半端なところで終了しました。

「アクダマドライブ」第12話(最終回) ○
 今期(2020年10月)開始のアニメの秀作のひとつでした。
 物騒で混沌とした世界観が独創的で、映像の完成度の高さも印象的でした。物語の流れの速さ、展開の意外性もよいと思いました。
 近年、戦闘主体のアニメでも、主要登場人物が死なない作品が多いように思うのですけれども、この作品は、散り際に注力していたように思いました。

「安達としまむら」第12話(最終回) ○
 少女(高校生1年生~2年生)たちの日常を綺麗な映像で描いた(見るからに描写が難しそうなキャラクタを最後まで動かしたという観点でも評価に値する)作品でした。
 オープニング主題歌(「君に会えた日」)とエンディング主題歌(「キミのとなりで」)がよく、オープニングとエンディングの映像もとても綺麗であったと思いました。
 「電波女と青春男」(2011年のアニメ)と同一の原作者とのことで、キャラクタの設定や心情の描写には、類似性を散見しました。
 百合というよりは、友情といった作風であった点もよかったと思います。
 第12話は、しまむら の視点で終了していた点が意外でした。

「ご注文はうさぎですか?BLOOM」第12話(最終回) ○
 きららアニメの最高峰である「ご注文はうさぎですか?」(2014年、2015年のアニメ)の待望の第3期でした。
 第2期にくらべると、映像の方は、背景描写がとても美しくなった反面、キャラクタの作画はやや手薄になったという印象でした。特殊効果も綺麗になったのですけれども、やり過ぎてしまっているため、その場面だけ素人の動画のようになってしまっている辺りが惜しいと思いました。
 物語の方は、チマメ隊やリゼの進学が話題に挙がるなど、ゆるやかな変化を感じました。
 また、第2期にくらべ、笑いを誘う描写の間の取り方が悪くなったという印象だったのですけれども、第12話でようやく解消されたように思いました。

「神様になった日」第12話(最終回)
 前半は「Angel Beats!」や「Charlotte」の前半に似たエピソードを積み重ね、後半は「Charlotte」の最終話の最後の場面における主人公とヒロインの立場を入れ替えたような展開で、おそらく、「Charlotte」の後日譚のようなものを描きたいというのがこの作品の意図ではないかと思いました。
 「Angel Beats!」や「Charlotte」の熱狂的なファンの人にとってはよい作品だったのではないかと想像します。
 そうでもない私にとっては、P.A.WORKS は仕事を選ぶべき(P.A.WORKS の制作による高品質な映像の無駄使い)と思えてしまいました。
 やなぎなぎ による主題歌や挿入歌だけは、素晴らしいと思いました。

「憂国のモリアーティ」第11話(最終回)
 キャラクタデザインが私の好みではないのですけれども、「ジョーカー・ゲーム」(2016年のアニメ)と同じ監督と Production I.G の制作らしく、完成度の高い作品であると思います。本編の完成度が高いだけに、ダサいエンディング主題歌には、がっかりします。
 第11話は、ルイス・ジェームズ・モリアーティの心情の描写がよいと思いました。
 第2クールは、2021年4月放送開始とのこと。

「おちこぼれフルーツタルト」第10話
 きららアニメです。売れないアイドルグループを主題とした作品のようです。舞台の東小金井は、懐かしく思います。同じ原作者の「ハナヤマタ」(2014年のアニメ)にくらべ、映像的に大きく劣っている点が残念に思います。中途半端な性的描画が混じっている点が致命的に駄目であると思います。
 第9話以降、ようやくアイドルの話らしくなってきたといった印象です。

 前述以外で、視聴を継続しているアニメ:
  「ヒーリングっど プリキュア」(2020年2月開始のアニメ)
  「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」(2020年10月開始のアニメ)
  「進撃の巨人 The Final Season」(2020年12月開始のアニメ)
  「HERO MASK PartⅡ」(2020年12月地上波放送開始のアニメ)(最終回)

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